ママちゃんは、趣味の着付けが高じて、着付けの先生をしていました👘そのため、着物や着物に関する小物をたくさん持っていました
私や、妹るるちゃんが着て、孫のもんちゃんも着た素敵な振袖や、訪問着、色留袖、おしゃれ着、もんちゃんの七五三の着物などなど、たくさんありました
とっても高価な着物も集めていて、本当に素敵な着物が数々ありました
からっぽ!?
ある日、ナースみみが着物を着る機会がありました
ナースみみ「今度着物着て行かないといけない集まりがあるので、着物貸してね」
ママちゃん「え、いつ?どんな着物が良いの」
ナースみみ「ちょっとしたパーティーなんだけど、着物が良いなと思って」
着物が入っているタンスを開けたその時、ええええええー😱😱どういうこと???
着物が入っていた引き出しは、完全に『からっぽ』
うそっ~と思って、他の部屋の着物を入れていた引き出しを開けても、そこも『からっぽ』
絶対うそや~と思って、ほかの部屋も見に行きましたが、やっぱり『からっぽ』
ナースみみ「ママちゃん、着物が1枚もないんだけど。。。どうなってるの?まさか、泥棒?」
ママちゃん「え?着物ない?🤔どしたんやろ。。。、あ、思い出した」
ナースみみ「どしたん?」
ママちゃん「売った」
ナースみみ「目が点。。。誰に売ったの?なんで?あんなに大事にしてたのに」
ママちゃん「いろいろ家の中のものも整理していかないと、私が死んだら困るでしょ、そう思って着物も処分したのよ🙂でも、全部だったかな?帯もない?」
ナースみみ「うん、なにもないよ、長襦袢はあるけど、着物はないね、草履やバッグなんかもないよ😥振袖や、ママちゃんのお気に入りの藤色の着物もないよ」
ままちゃん「おかしいね、全部持っていかれたんかな~?」
ナースみみ「そうみたい、いったい幾ら💴で売ったの?」
悪徳業者にやられた😤
ままちゃん「いくらやったかな?そんなに高くなかったと思うけど、覚えてないのよ」
もちろん何度か着ていたので、新品ではないにしても総額はかなりの品物たちでした👘しかも、思い出も詰まった品物たちでした
だけど後の祭りです、どこの業者👨💼なのか、いつ売ったのか、いくらで売ったのか等その日は不明のままでした
後日、妹るるちゃんにもこの話をしました
妹るるちゃんが、ある日、ママちゃん宅に行ってお掃除🧹していると、某有名な(TVコマシャールもやっている)買い取り業者の社名が書いてある受取書のようなものを発見しました
なんと、そこには、数々の着物や小物の買い取り代金として、『¥10,000』と書かれていました
いくら相手が認知症の高齢者でも、ひどすぎませんか?
後日、妹るるちゃんが、この業者のホームページを見るとだいたいの買い取り価格が掲載されており、『¥10,000』であるはずがないことが判明しました😠
日付は、すでに、クーリングオフできない日付でした
間違いなく悪徳業者です(本来なら、この場に社名を掲載したいくらいいです)
ママちゃんの気持ちは?
でも、考えました
ママちゃんは、自分が亡くなった後、遺品整理が困るだろうと思い、自分で業者に連絡をしていたのです😥
もちろん、思い出の振袖までもなくなっていたことは、私も悲しかったですが、ママちゃんなりに、迷惑をかけないためにやったことだったのです
そういえば、最近、パパちゃんの仏壇も、お寺さんに処分してもらおうと思うんだけど、とつぶやいていたのも思い出しました
その時も、「仏壇🌸なんて、あっても困るでしょ、処分にもお金もかかるし」と言っていました
でもこの時は、さすがに
ナースみみ「何言ってんの、パパちゃん悲しむよ、ママちゃんも、パパちゃんがいなくなるみたいで寂しいでしょ、処分なんて考えなくていいよ」
と伝えました
ままちゃん「あなたたちが、困ると思って・・・」
ママちゃんなりに、自分が亡くなった後の私たちのことを心配してくれていたんです😢
(ママちゃん、ありがとう✨)
着物が無くなったことは、そっとしておくことにしました
もうなにも処分しなくていいよ、全部ママちゃんの大切な思い出になるからね😭
ではまた
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